秋学期が始まります!
日本語で講義される日吉のロシア関係科目を紹介します。
秋学期には三田祭「ロシア語の森」への参加やロシア語フェスタも企画しています。
がんばって勉強を続けましょう!
地域文化論II(日吉)ロシア生活文化基礎
担当:熊野谷葉子
広いロシアの地理的環境と歴史的経緯を押さえながら、都市と農村の暮らしを見ていきます。モスクワとペテルブルグの風景や歴史の違い、現在の衣食住を形成してきた都会と田舎の生活文化などを知りながら、広いロシアに暮らす様々な人々のものの考え方に迫りたいと思います。初回は特別編・カザフスタン紀行。
地域文化論IV(日吉)ロシア音楽の愉しみ:16世紀の教会音楽から現代まで。
担当:一柳富美子
ロシア社会とロシア人の姿を、音楽の側面から考察します。最新のロシア音楽研究の成果を披露すると共に、多くの音源や映像の鑑賞を通してロシア音楽の魅力を伝えます。演奏現場の第一線に立ち続ける者として、座学では出会えない逸話や裏話、さらにはロシア・ウクライナ戦争関連の体験談も満載です。ネットに出回っている誤情報を科学的根拠をもって訂正することを目標としますので、授業に出ないでレポートだけで単位取得を目論んでいる者は遠慮して下さい。
人文科学特論(日吉)N.ゴーゴリの作品に見るウクライナとロシアの民衆文化
担当:熊野谷葉子
ロシアとウクライナ両方のルーツを持つニコライ・ゴーゴリの作品「ディカーニカ近郊夜話」第二部を読みます。ゴーゴリが故郷ウクライナの民話に取材して創作したこの幻想的かつ民衆的な物語集の第二部には、有名な「降誕祭の前夜」があります。皆で日本語訳を読みながら、中に出てくる地名、服装、食物など、小さなことを受講者が自ら調べて互いに情報を交換し合います。授業中に関連する動画やサイトも視聴しつつ、ウクライナとロシアの文化を学びます。毎回ちゃんとテキストを読んでこないとおいてけぼりです。