秋学期(金曜4限) バヒリディノフ,マンスール先生
ウズベキスタンを含む中央アジアのポスト・ソビエト諸国は、国際関係の構造が劇的に変化する中、その重要性が改めて注目されています。これら中央アジア諸国は、巨大な人的潜在力、ヨーロッパとアジアの間の戦略的立地、豊富な天然資源を有しており、専門家のみならず、これからの研究者、ビジネス界、および一般社会の注目の的となっています。 本講義では、ウズベキスタンの発展の歴史的段階を、外交関係や国際法に焦点を当てながら探ります。また、アジアで近代化を成し遂げた日本との比較分析も試みます。ソビエト連邦崩壊後の中央アジア諸国についての、独立国家共同体(CIS)、上海協力機構(SCO)、テュルク諸国機構などの国際組織への加盟、EUおよびNATOとの関係についても触れる予定です。今年は、中央アジア+日本の対話の枠組みでの首脳会議が予定されており、日本との多面的な対話の拡大についても取り上げます。